2009年12月03日

マジでやばい


後ろを振り返ったときそう思った。

台所で、フライパンから大きな炎が立ち昇っていた。

とっさにガスを止めたが、炎は消えるどころか勢いを増し、

今にも換気扇フィルタに届こうとしていた。


今まで生きてきて出会ったことのない

緊迫したシチュエーションだ。






肉を焼こうとしてフライパンを温め、油をいれた後に

子供に呼ばれて、火を消していったつもりが消えてなかった。

フライパンの温度が高温になり、火が入ったらしい。

フライパンの中には大さじ一杯ほどの油しかないが、

フライパンは鋼製だ。

今まで料理をするたびに油を染み込ませてきた。

だから、フライパンの外側にも火がまわっている。


マジでやばい。


我が家には消火器はない。

一瞬、水を入れたくなったが、炎とともに周りに飛び散り

事態を悪化させてしまうことを思い出し、やめた。

こういうとき、毛布をかぶせて空気を遮断するのが

一番よいと聞いたことがある。

しかし、手元に毛布はない。取りに行っている間に換気扇に届き、

天井から燃え出しそうだ。

そしたら、本格的に家事になってしまう。

手元にはタオルしかない。

一瞬入れようか迷ったが、これを入れたら逆に燃え出してしまいそうだ。


時間がない。私の脳みそはフル回転だ。


空気を完全には遮断できないと思ったが、

一か八か一番大きい鍋を逆さにして被せてみることにした。

直径はフライパンと同じくらいだ。


すると、炎がフライパンと鍋の間の空間に閉じ込められたではないか。

主に燃えているのはフライパンの中の油らしい。

それでも勢いはとまらず、フライパンとなべの隙間から

炎が出ているので、鍋をはずして同じ直径の蓋を被せた。

要は空気の供給を絶てばいいのだ。


すると、先ほどまで立ち昇っていた炎は徐々に姿を消し、

すすと黒い煙が立ち昇ってきた。

よかった。消えてきたようだ。

振り返ると、子供たちがびっくりして見ていた。

彼らは、

「燃えてた。燃えてた。すごかった。どうしたの?」

と、びっくりしていたが、私ほどの危機感は感じなかったようだ。

よく見ると、部屋中、煙がもくもく…。

あわてて換気したが、私の心臓はまだ早鐘を打っていた。


火事になんなくてよかった。

こんな馬鹿みたいな原因で火事になって焼け出されたら、

なんと惨めなことだろう、きっと一生後悔する。

こんなエキサイティングな夜には二度とならないように、

こんな馬鹿なことをしないように、

気を引き締めた今日であった。

 

しかし、ずいぶん前になんとなく「てんぷら火災」

についての番組を見ていたのだが、見ていてよかった。

どんな知識がいつどこで役立つかはわからない。

何事も知らないより知っていたほうがいいのである。

 

 

posted by YUKI at 00:00 | ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | YUKIのひとりごと
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