2009年10月13日

えいくん

今月の24日で三歳になる下の子、最近、おにいちゃんに目覚めている。


 何かで上の子と揉めた時、上の子を納得させるためについ

「弟はまだ赤ちゃんでしょ。」

というと、しっかり聞いていて

「赤ちゃんじゃない!おにいちゃん!!!」

とたしなめられてしまう。自分よりちょっとでも小さい子がいると、

「赤ちゃんだ。ぼくはおにいちゃん(^・^)」

と自分が上であることを誇らしげに言う。

なんともかわいい年頃だ。


 ところで、この弟、一歳半ごろからなぜか自分のことを「えいくん」といっている。

「えいくんじゃないでしょ。

○○(←本名)でしょ。」

と訂正しても、

「違う、え・い・く・ん。」

と言って聞かない。苗字にも名前にも「え」も「い」もついていないし、

誰も彼のことをえいくんと呼んでもいないのにだ。もしかしたら一回だけ私が

「えい、えいって投げているからえいくんだね。」

みたいなことをいったかもしれないけど、はっきりとそういった記憶はない。

 最初のころは気になって、直そうとしていたが、そのたびに

「違うでしょ。えいくんでしょ。」

と逆にたしなめられてしまう。

不思議だったが、本名で呼んでもえいくんと呼んでも反応するし、

一時のことだろうと思ってほっておいた。


 しかし、この「えいくん」いつまでも消えない。

つい最近では、お兄ちゃんのお友達が

「あれ?○○(←本名)じゃなくて、えいくんなの?」

と混乱する始末。確かに彼は自分のことを絶対「えいくん」という。

○○(←本名)を使うのは電話に出たときだけ。あとは、周りの人が呼ぶ程度だ。

その周りの人も最近では感化されて「えいくん」と呼んでいたりする。

それでも、○○(←本名)と呼んでも反応するし、あだ名だと思えばべつに変じゃないし…

と思って気にしないでいた。


 ところで、10月1日は入園試験だった。

上の子の時と違って兄弟枠もあるし、園の様子もわかっているし、先生たちも知っているし、

入園試験自体も形だけでまったく落ちる子がいない、というものなので

緊張していなかったが、ふと思った。

「自分の名前、ちゃんといえるのだろうか…。」

「えいくん」に目覚める前はちゃんと本名を言えていた。

私が「○○(←本名)と、言ってごらん。」

と言うと言えるし、自分が○○(←本名)であるということはわかっているようだ。

ちょっと心配だったが、多分、大丈夫だろうと思って会場に向かった。

この入園試験、どんな内容かというと、…

五つの場所にそれぞれ先生がいて、順番に巡っていくのだが、

第一の場所では、ドリルを見せられて「どっちが大きいかな?」と聞かれる。

第二の場所では、簡単なパズルをやらされる。

第三の場所では、色で描かれた動物やら帽子やらの形を答える、

要するに色弱の検査だ。

第四の場所では太鼓をたたいてってお願いされたり、

ちょっと離れたところにある机を指差され、

「向こうの机にある○○をとってきて。」

といわれてとってくる。

第五の場所では、マットの上ででんぐり返し。

ざっとこんな感じだ。

 当たり前だが、それぞれの場所に行くとまず、名前を聞かれる。

子供は自分の名前を答えてから先生の質問に答えるという手順だ。


 下の子の番が来て、椅子に座ると、先生が

「お名前は?」

と聞いてきた。

(まさか、えいくんと言わないだろうなぁ…。)

と、思っていたら、思いっきり、

「おにいちゃんです。」

と答えていた。

おいおい、そっちかい。(-_-;)

予想に反した単語が出てきたせいか、先生は聞き取れず、

「よくわかんなかったから、もう一回聞くね。お名前は?」

「おにいちゃんです。」

「…???」

「すみません。この子、最近おにいちやんに目覚めていて〜(以下省略)。」

あわてて助け舟を出す母であった。


もちろん、この五つの場所それぞれで

「おにいちゃんです。」

を連呼したのは言うまでもない。c(-_-;)


こんな調子でも彼は無事に入園試験をパスして来年から幼稚園に通う。

あっという間だなぁ〜わーい(嬉しい顔)

嬉しいやら、寂しいやら…

母の心は複雑なのである。


posted by YUKI at 00:40 | ローマ ☔ | Comment(1) | TrackBack(0) | こどものこと
この記事へのコメント
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Posted by ヴィクトリアシークレット モデル at 2013年08月12日 13:37
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